大慈寺開山堂

大慈寺東方の山(秋葉山)は、その形が蓮の花に似ていると言われ、大慈寺の開山(寺の創始者)である玉山和尚が、

志布志に来て初めて禅定に入った霊山である。

玉山禅師は名を玄提といい、京都南禅寺の開山大明国師の法嗣(跡とり)となり、のち中国に渡り四明天寧の天童山浄慧禅師に八年間師事し玉山の号を与えられている。

帰朝後国師のもとに帰り、学ぶことがもう無いと称された。後年豊後に崇聖寺を創建し教化に努めたが、興国元年(1340年)楡井頼仲に請われて大慈寺の開山となった。

正平6年(1351年)5月25日、玉山和尚は134歳で生きながら地下の石室に入り入寂したと伝えられ、墓石に残る碑銘は玉山生前の筆跡とされる。永正12年(1515年)後柏原天皇より仏智大通禅師の勅諡が贈られている。

住所 志布志市志布志町志布志2丁目1−19

駐車場は志布志市役所志布志支所をご利用ください。